何人で設立?
合同会社を設立する際は、社員は自分1人で設立した方が良いのか、それとも社員を複数にして設立した方が良いかという疑問が湧いてきます。
1人で会社を設立すれば、誰にも縛られず自分一人の意思で会社運営をすることができます。
合同会社には定款自治が認められていますが、定款の変更などは、原則、全社員の一致が必要になりますので自分の意見を通すことは難しくなります。1人で設立の場合は関係ありませんが、会社を大きくする為に社員を加入させた場合のことまで考えて設立して方が良いでしょう。
逆に、複数の社員で設立した場合、利益の共同体という仲間がいますので、意見の交換やバックアップをしてもらえるというメリットもありますが、意見の食い違いなどにより業務執行がスムーズに進まなくなるケースもあります。
合同会社の場合、社員の合意のもとで会社を運営していくのが原則となりますので、社員、業務執行社員の意見が食い違うと合同会社の運営に支障をきたす場合もあります。
今後、運営していく合同会社の事業内容などと照らし合わせてしっかりと考慮されて上で設立する必要があります。